第13章 初デート?
瑠李side
数日後、授業の合間にメールで告げられた内容に私は浮かれていた
“30日は夜景の見えるレストランを予約したよ。次の日は俺も仕事休みだから、食事の後に映画でも観ようか?前に話した続編が始まってるから。”
(これって何か・・・デートぽい?)
そこへ声がかかった
「何をにやけてんの?瑠李。」
「あ、綾ちゃん。」
彼女は私が唯一学校で話す友達で中学の時から一緒の人
見た目はボーイッシュな感じの女の子で性格はお姉ちゃんにそっくり
だから息が合うのかもしれないけど・・・・w
「で?携帯見ながら何をにやけてたの?」
「え?あ・・今度ハルさんと外食するの。それのメール。お店予約したからって。」
「へぇ~、そのハルさんってお姉さんの友達なんでしょ?」
「うん。そうだよ。」
「私達から見れば大人だよねぇ~。」
「うん。そうだね。お酒飲んでるとことか見ると凄いなぁって思うw」
「何の仕事してるの?」
「お姉ちゃんと一緒の会社で営業さんぽいんだけどね・・・」
「そうなんだ。大手だねぇwって事はそのハルさんも頭良いんじゃない?」
「うん。多分。部屋に難しそうな本とかいっぱいあったからw」
「あんたの場合難しい話とか難しい本=大人じゃないの?w」
「え?そうかな?そうかもw」
「だろうねww」
「え?何?」
「いや、なにもないよw」
そしてあっという間に金曜日になった