第8章 当たり前の日常?
夕方定刻前になり、部内がざわついていた
書類に目を通していた俺に部内の女性が声をかけてきた
「あのぉ、玉城さん。今夜皆で飲みに行くんですけど、都合良ければ行きませんか?」
「いや、行かない。」
そう素っ気無く返すと隣の同僚が
「おいおいwもうちょっと優しく言えよw」
「必要以上に愛想を振りまく必要性を感じられない。」
「冷たっw女の子には優しくした方がいいよ?w」
「誰かれ構わず愛想をふりまくのは必要性に欠ける。俺はここに愛想を振りまくためにきているんじゃないからな。」
「はいはい。そうですね。お前は仕事が楽しいんですもんねw」
「わかっているなら、同じことを言わせないでくれ。」
そんなやりとりを数名の女性社員が見ていて
何かやりとりをしていたがスルーした
「玉城主任って・・・・恐いよね。」
「そうそう。冷たいし・・・・。」
「クールって言えばクールだけどさ。」
「でも仕事は出来るよねあの人w」
「そうそうw部長よりあの人のほうが部長っぽいもんww」
「奥さんとかにもあんな感じなのかな?」
「え?主任って独身でしょ?」
「じゃあ、彼女いるのかな?」
「あの冷たい感じだったら絶対彼女耐えれないよw」
「え?何々?誰の噂?」
「あ、玉城主任ですよw」
「え?陽斗?」
「彼女さんとかいるんですかね?って話ですw」
「そういえば、聞いたこと無いな。彼女が居るかどうかなんて。あいつ仕事が楽しいって言ってる仕事人間だし。」
「俺も同期で入社したけど、入社以来結構飲みに行ってるけど、そんな浮いた話聞かないしなw」
「私も入社して3年になりますけど、主任の笑ったとことかみたことないですよw」
「私もそうかもw」
「まぁ、本人もそんな気無さそうだしなw合コンとか誘っても呑んで帰るだけだしw結構相手には気に入られるんだけどあいつがあんな感じだからなw」
そうして書類をデーター化してパソコンに保存をかけた時
定時を告げるチャイムが鳴った