第34章 簡単に言葉で表すと・・・・・
雅人side
次の朝目が覚めた俺は速攻で車を走らせ
ハルのマンションに向かった
インターフォンを鳴らしまくると瑠季ちゃんが出てきてくれた
「雅人さんどうしたんですか?お姉ちゃんまだ帰ってきてないですよ?」
「うん。それはかわってる。ハルに会いに来たんだ。」
「どうぞ。上がってください。」
ソファーで寛ぐハルに俺は土下座した
「一昨日は本当に申し訳なかった。何を言っても言い訳になるから、許してほしいなんて言わない。謝りたいから来たんだ。」
「・・・・・・。」
無言のハルに俺は続けた
「この前ハルに言われた言葉、本当にそうだと思った。判断を誤って、見極められていなかった。ハルの言葉で冷静になれた。ちゃんと考え直す事が出来て、間違えた道を進まなくて済んだんだ。本当に感謝してる。ありがとう。」
「俺は、俺の考えを言っただけだ。それが雅人の為になったかどうかはどっちでもいい。俺の不満としてはお酒を飲んで、佐野にドン引きされて、雅人に逆ナンして遊んでた女がしつこかったくらいだ。感謝のありがとうは素直にもらっておくよ。」
そういわれて嬉しくなった俺はハルに抱き着こうとしたら
「抱き着いたら、遠慮なく殴る。」
そういわれて俺は危機感を感じたので抱き着くのはやめたw
忘れていた、瑠季ちゃんがいることを
「逆ナンしてきた女性と遊ぶとか最低です!」
案の定怒ってそっぽ向かれた
ネットで見たorzってやつが
リアルにやってしまった自分の体制だった
その後はハルの家で二人と一緒に寛いで過ごした
久しぶりの瑠季ちゃんの手料理が美味しくて感動した
二人が買い物に行くといったので便乗したら
「じゃあ足代わりになれ」と言われて車を出した
2人が買い物しているのをみると
仲が良さそうな夫婦みたいだった
「俺も早く優季に会いたいな・・・。」
「お姉ちゃんは来週まで帰ってこないですよ?」
俺の独り言は聞こえていたらしいw
「そうだねw」と、笑顔で答えた
「今日の晩御飯は何?」と聞いたら
「お前は俺等をマンションまで送ったら帰れw」
「酷くない!?」
そういうとハルがフッと笑ったw