第33章 波乱の幕開け?
その声の主はハルさんだったw
「もうwハルさんw騙さないでよww」
「プッw騙される方が悪いんだwっていうか、声で俺って気がつけよw」
「あ、それもそうだねww」
そういった瞬間突然肩を抱き寄せられた
そして囁いた
「毎日聞いてる俺の声もわからないなんて、酷いな。もっと記憶に残るように、体に覚えてもらおうかな?」
耳元で囁かれた私はゾクッとした感覚が体を走り
ドキドキして顔が火照ってくるのがわかった
「も・・もうっwハルさんw何よそれww」
「アハハハッw」
ハルさんがあんな風に声をかけてくるなんて思わなかった
そして手を繋ぎ自宅へと向かった
自宅に着いて数分するとインターフォンが鳴った
「今日は手軽にピザパーティだw」
「わぁwすごいw」
ピザを堪能して明日に備えて早く眠りについた
次の日の朝玄関でハルさんに見送られた私は学校に向かった
生徒が登校する校門近くに警備員や先生方がチェックしていた
文化祭2日目が始まり
続々と学校関係者やOBの人達が入ってきていた
開始早々にお姉ちゃんがハルさんと教室に来た
「あれ?お姉ちゃんなんでハルさんと?」
「校門の所で捕獲したw逃げようとするから捕まえて連れてきたw」
「俺は最初からここにしか来ないから、逃げるつもりはないが、お前からは逃げたいと思ったから、本能だなw」
「全く。あんたはいつも失礼ねw」
「お姉ちゃん1人なの?雅人さんは?」
「さぁ知らないわ。あとから来るんじゃない?w」
知らないふりをしたお姉ちゃんの反応が微妙だったけど
私も気にしないフリをした
結局その日は雅人さんが来なかったので
私は平和?にクラスの出し物に集中できた
ただ、代わりにハルさんがピリピリしてた雰囲気だったけど
片付けを終えて学校を出ると
恒例になっている綾ちゃんの彼氏のお迎えでご飯に誘われたが
近くで待機していたハルさんに気が付き断った
「ねぇ、どうしてピリピリしてるの?」
ハルさんに聞くと
「嫌な予感がするからだ。」
と、答えた。
自宅について寛いでいると昨日と同じくインターフォンが鳴った
お互いに顔を見合わせていたが二人で玄関に向かった
そこには大荷物を持った姉がいた