第32章 彼と彼女の距離
瑠李side
ハルさんが洗面所にいる間にベットに潜り込み
寝たふりをしていたw
完全にバレていて鼻を摘まれたけどねw
ハルさんにギュッとしがみついて離れたくなかった
まだ怒っていたら離されるかもしれないと思ったから
不安だった
だけどハルさんはそっと抱き締めてくれた
ハルさんの事大好きなのに
迷惑ばっかりかけてる
このままじゃ嫌われちゃうよ・・・・・
目の前にいて
一緒に住んでて
こんなに近くでぬくもりを感じるのに
ハルさんと私の距離は
どのくらい開いているんだろう
どうしたらもっと近づけるの?
2人の距離はどうすれば埋まるの?
一緒に居ない方がいいの?
わかんないよ・・・・・・
陽斗side
無言でしがみついてる彼女は何も言わない
何か考え事をしているような顔をしている
ただきっと聞いてもそれは答えないだろう
るぅはそうやって1人で抱え込むんだ
どうにかしてやりたいのに
近いようで
まだ俺とるぅの距離は埋まってないんだな
るぅを愛しいと思う気持ちは増すばかりで
どうしたものやらw
色々とタイミングも大事だし
瑠李頼むから
早く俺だけの女になってくれ
他の男には触れさせたくない
優季と雅人の結婚が落ち着いたら本格的に考えるか
そんな考え事をしている間も
るぅはしがみついたまま離れなかった
「この手はいつ離すんだ?」
と、話しかけたが返事はなく
眠っていたw
俺は彼女の目蓋に
触れるだけのキスをして
また暫く仕事が落ち着く
彼女の側に出来るだけ居るようにしようと
君と俺の距離は
まだ測れていない
どれだけ近いのか
どれだけ離れているのか
近くなったと勝手に思い込んでいたのかもしれないな
そんな事を考えながら眠りについた
君といつもの朝を迎えるために・・・・・