第31章 ・・・それは祭の後に
「は・・・花嫁修業って何の事!?」
「え?2,3日前にショッピングモールに行った時に、優季さんと雅人さんに会ったのよwその時に優季さんが言ってたよw雅人さんが横で「ありえない!」って連呼してたけどねw」
「お姉ちゃんったら、何て事を・・・・・」
「あんなに可愛い瑠李ちゃんを社会の汚れた世界に汚されるのは考えられないから、いつでも嫁に行けるように修行させるんだってw」
「今と変わらないような気がするんだけどなぁ・・・。」
「だよねwまぁ陽斗さんに嫁に貰ってもらえばいいのよwいますぐにw」
「んなっ!!//////」
「私の見る限り、陽斗さんもまんざらでもないと思うのよねw」
「あ!そういえばね、前にパパとママのお墓参りに言った時にね、海辺で朝日を見たのよw」
「え?その話今いるの?w」
「え?違うよ!wその時にハルさんに言われたの!!」
「何て?」
「"俺の家族になってずっと側に居て欲しい。るぅの事、今までよりも大事にするから。他の誰かじゃなくて、俺の事だけ見ててくれればいい。俺もるぅ以外の女を見る気はないから。”って言われたw」
「え?それって・・・・。」
「急に真剣な顔して話しだすから何かと思ったんだw」
「ちょっと、もしもし?瑠李さん?」
「え?なぁに?」
「あんたそれに対して何て返事したの?」
「はいって答えたよ?」
「・・・・・・・・・・」
綾ちゃんは無言で私の顔を見ていた
我に返ったのか
「まぁいいわ。そのうちわかるでしょw」
と言った
宿題を終わらせて帰り際に綾ちゃんが言った
「陽斗さんも大変だね。」
「何が大変なの?」
「何でもないよ。じゃあまた学校でねw」
そう言って帰って行った
夜、仕事を終えて帰ってきたハルさんに
昼間の綾ちゃんの話をすると
「・・・・・・・・」
同じく無言で見られた
「本当に大変だよ。」
と一言言って晩酌を始めた
2人の言っている意味がわからなかったけど気にしないことにした
寝る前に少し週末に出掛ける話をして気が付いたら眠っていた
朝日を浴びて目を覚ますまで・・・・・・