第31章 ・・・それは祭の後に
瑠李side
あの甘えん坊時期から一週間・・・・・・
私は毎月来る女の子の日になりダラケていました
(お腹が痛い・・・。)
「大丈夫か?るぅ。体調悪いなら、無理しなくていいから寝とけよ。」
「うん。大丈夫。」
「よし、じゃあ行ってくるから。見送りしなくていいからな。」
「でも・・・。「いいから。もう寝ときなさい。」
そう言いながら私はハルさんのベットに寝かされていた
次の瞬間、おでこにチュッと音がして柔らかい物が触れた
「うわぁ☆」
「ん?物足りないか?」
「ハルさん・・・今日優しい・・・w」
「体調が悪いお姫様には優しくしないとなwじゃあ、行ってくるよ。」
「いってらっしゃい。」
ハルさんが鍵をかけて仕事に向かった
一人になって静かになった部屋で私は横になったままだった
(体調が悪い時ってどうして寂しくなるんだろう。)
気が付くと眠っていて、ふと目を覚ますとお昼時だった
(薬切れてきたかも・・・痛みが増えてきた)
その時携帯が鳴った画面を見るとハルさんだった
「もしもし・・。」
“寝てたか?”
「ううん。さっき目を覚ました所。」
“そうか、まだ痛いか?”
「うん、少し。薬切れてきたかも。」
“ゆっくり寝てていいぞ。終わったら直ぐ帰るから。”
「え?いいよ。お仕事だし。」
“今はそんなに忙しい時期じゃないから大丈夫だよ。また甘えん坊が顔を出すだろう?w”
「・・・うん。寂しい。」
“わかった。なるべく早く帰る。じゃあ仕事戻るから切るな。”
「うん。ありがとう。ハルさん。」
そうして電話を切った私は胸がポカポカしていた
「ハルさん・・・本当に私をこれ以上夢中にさせないで・・・ドキドキが止まらないよ。」
1人なのに大きな独り言を言ってまた眠りについた
頭を撫でられている感覚に目を覚ますと
ハルさんが頭を撫でてくれていた
「あ、起こしたか?」
「ハルさん・・・?え?もうそんな時間?」
「いや、俺がいつもより早く帰ってきただけだ。残業調整の為にも。」
「あ、そうなんだ。おかえりなさい。」
「ただいま。よく眠れたか?」
「うん。だいぶ楽になった。」
そんな会話をしながらも頭を撫でてくれていた