第30章 嫉妬の嵐に・・・・・
瑠李side
「ハルさんのお休みあっという間に終わっちゃったね・・・・・。」
「あぁ、そうだな。一週間だからな。社会人は仕方無いw」
そのセリフを吐くハルさんは只今玄関で出勤前ですw
「つまんないのぉ・・・。お休みの間はいっぱい一緒にいられたのに・・・。」
もっとハルさんと一緒に居たかった私は
ダメなのはわかっていても
そんな駄々をこねてみる
靴を履いたハルさんがこちらを向いた
「早く帰ってくるから。時間が空いたらメールもするよ。」
「お仕事忙しいでしょ?」
なんだか無性に寂しくてついつい言ってしまう
俯きかけた私の頭にそっと手を置いたハルさん
顔を上げると、優しい笑顔で見つめてくれている
「どうしたんだ?今日は。寂しがりだなw」
「だって・・・・・寂しいんだもん。」
「そうか、ごめんな。なるべく早く帰るから。」
ギュッとハグをしてくれた
「はい、お弁当ですw」
「いつもサンキュー。じゃあ行ってくるよ。」
ドアを閉められて私は泣きそうになった
何でこんなに寂しいんだろう・・・・・。
いつもならこんなこと無いのに・・・・。
ハルさんが甘やかしてくれてたからかな?w
「あ!ベランダ!!!」
慌ててベランダに行くとこっちを見て手を振ってくれていた
私はそれを見送ると家事を始めた
お昼前いつものように綾ちゃんとランチをする店に向かった
「あ、おひさ~。瑠李元気だった?」
お店に入ると既に来ていた綾ちゃんが手を振ってくれた
「うん☆元気だった☆綾ちゃんは?」
「えへへw彼氏と遊びまくってたら、親に怒られてさ、彼氏が急遽親に呼び出されて・・・w」
「どうなったの?」
「彼氏がさ、絢さんとは真剣にお付き合いをしてます。今は学生なので無理ですが、将来は一緒になりたいと思ってますって。それを聞いたうちの親が、だったらもっと堂々と交際をしなさい。って言って、お父さんが気に入っちゃったもんだから、そのまま食事して帰ったw」
「良かったねぇ♪」
「まぁねwで?瑠李は??」
「え?う~んとね・・・。」
「何かあったのね!?w」
私はこの数日の話を綾ちゃんにした