第27章 ・・・・・嘘
「・・・・・・。」
無言の彼女に聞いてみた
「まだ信じてくれないのか?」
「本当に嘘付かない?」
「つきません。」
「嘘ついたら?」
「お酒やめます。」
「・・・・・・・。」
「それでもダメか?」
「・・・・今回だけだよ。」
「ありがとう。お姫様w」
不謹慎かもしれないが
拗ねた彼女が可愛かった
本当にるぅは敏感だな・・・
思わず抱きしめたくなりぎゅっと抱きしめて
おでこにキスを落とした
その瞬間真っ赤な顔をして
「うわっw」
と言った彼女
(やっぱり・・・・たまらなく可愛いなw)
ただもう二度とこんな事はしたくないな・・・
社長に報告するついでに釘を差しておこうw
そうして俺は会社に向かった
いつもより遅く会社に着いたが就業時間には
余裕で間に合う
いつもが早過ぎるんだろうか・・・・
そんな事を考えながら社長室に向かった
部屋の前では昨日参加していた
秘書課のメンバーの彼女以外が挨拶してきた
「玉城さぁん。昨日は途中で帰っちゃったんですかぁ?」
「えぇ、大事な用事が出来ましたので。」
「えぇ~すごぉく残念ですぅ~。また飲み会しましょうねぇ~。」
「いえもう参加はしません。嫌われたくないので。」
「ええ!?誰にですか??」
「・・・・・プライベートの事なのでお応えし兼ねます。では、社長に用がありますので。」
その女をすり抜けて社長室に入った
「おぉ、陽斗、おはよ。昨日がご苦労だったな。」
「おはようございます。いえ、意外とあっさり片付いたので
、スムーズに完了しました。後処理は早川さんがしてくれました。」
「あぁ、問題ないな。」
「所で、話は変わりますが・・・・」
「おう、なんだ?言ってみろ。」
「任務は構いませんが、昨日の様なパターンは勘弁してください。飲み会みたいな事が絡むと二度としません。」
「おや?何かあったのか?襲われたか!?w」
「いいえ。そんなマヌケな事はしません。では話は以上ですので失礼します。」
俺は要件を完結に伝えて社長室を後にした