第26章 欲しいもの・・・・・
陽斗side
それぞれの部屋の入口で入りかけた時だった
そのまま自分の部屋に入ろうとしているるぅを引き止めた
「今日は、1人で眠れるのか?」
「・・・え?」
「こっち来ないのか?」
念を押して聞くと
「・・・一緒に寝てもいいの?///」
真っ赤なお顔をした彼女が言った
「それでるぅが安心出来るならいいよ。」
「・・じゃあ、一緒に寝てもいい?」
小首を傾げながら俺にそう問うるぅが愛しくて
俺は
「・・あぁ、おいで。」
と、言った
二人でベットに入り、いつものように彼女は
胸元に頭をおいている
「那智は風呂でイタズラしなかったか?」
「うん。いい子だったよw何でお嫁さんじゃないのに一緒に住んでるか聞かれたw」
「ハハハw那智にすれば疑問だったんだなw」
「そうだろうねw」
俺はわざと彼女を試すように言った
「じゃあ、お嫁さんになるか?」
「え?んもう!!wハルさんそれ初対面の時と一緒じゃないw結婚するか?ってw」
「そうだっけ?」
「そうだよw私が結婚前の男女が一緒に住むのは・・って言ったら、結婚するか?俺は別に構わないけどって言ったんだよw」
「ククッwよく覚えてるなww」
「結構衝撃的だったもんwでもハルさん結婚願望ないんでしょ?」
俺は少し考えるフリをした
「そうだな・・・。今はしたいと思える相手がいないからな。るぅはあるのか?結婚願望。」
「あるよwパパとママみたいな夫婦になりたいもんw」
「いくつまでにしたいとかあるのか?」
「早くてもいいし・・・相手によるかもねwでも早く子供産んで、若いママねって言われるのも憧れたよw」
「そうか・・・。」
「どうしてそんなこと聞くの?」
「いや、なんとなくだよ。るぅも好きな男いるんだろ?」
「え?何で知ってるの!?」
俺がそのことに触れたことに彼女がすごく動揺した
「優季に聞いた。」
「そうなんだ・・・・・。」
「まぁ、るぅが・・・相手の事・・・本気で好きならしたいようにすればいいと思うぞ。」
「したいようにって?」
「気持ち伝えるとか。」
「きっと叶わないから・・・。」
そう言った彼女は寂しそうだった