• テキストサイズ

I cannot part with you

第24章 嫉妬という名の感情


瑠李side


朝、いつものように私とハルさんは玄関に居た


だけどいつもと違うのは私は見送るだけ


「はい、ハルさん。お弁当。」


「ありがとう。じゃあ、行ってくる。」


「はい、気を付けてね。」


「あぁ、わかった。帰る前に連絡する。」


玄関でハルさんを見送った私はベランダに向かった


エントランスから出たハルさんを


見えなくなるまで見送った


「さて、家事でもしますかw」


そこへ携帯が鳴った


「もしもし、綾ちゃん。どうしたの?」


“おはよう。奥さん。”


「奥さんじゃないし・・・w」


“じゃあ、新妻?w”


「違うから/////」


“話変わるんだけどね。今週の水曜日さ、夜なんだけど暇?”


「水曜日の夜?」


“うん。予定が空いてたら晩御飯でもどうかと思ってさ。親が実家に帰るから1人なんだ。彼氏も仕事で遅いって言ってたから。それまで時間潰してくれないかなって思って。”


「ふ~ん・・・。」


私はリビングのカレンダーに目をやった


水曜日は例の飲み会の日だ・・・・・


「予定は空いてるけど・・・・聞いてみないと・・・。」


“あ、ダーリンに?”


「だ・・・ダーリンって!?/////」


“だって、聞くのは優季さんでもなく、あの煩いお義兄さんでもなくハルさんでしょ?”


「うん。でもその日ハルさんも会社の飲み会があるらしいんだ。だから多分居ないと思うんだよね。」


“じゃあ、聞いてみてよw”


私は通話状態のままメールをハルさんに送った


少しして返事が帰ってきたので確認したら


“ダーリン何だって?w”


「電話が繋がらないって。綾ちゃんと話してるもんねw」


“じゃあ、一旦切るから、そして今日はランチにも行こうよw”


「うん。わかった。その時に返事するね。じゃあいつものお店でねw」


電話を切った私は速攻でハルさんに電話した


“はい。”


「あ、ハルさん?綾ちゃんと電話してたんだ。ごめんね。」


“あぁ、構わないが、二人で外に行くのか?”


「うん、綾ちゃんがご両親が居なくて、彼氏が仕事終わるまで晩御飯でもどうかって。ちなみに今日もランチに行くw」


“家に呼ぶならいい。”


「え?家に?」

/ 380ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp