第6章 守ってあげたい・・・・・?
晩御飯を食べてテレビを見ていたら
ふと気が付くと0時を過ぎていた
「あ、もうこんな時間・・・ハルさんまだかな?」
そう呟きながらカーテンを開けて窓の外を見ると
激しい雨が降っていた
「夕方までは晴れてたのに・・・・ハルさん帰り大丈夫かな・・・・」
雨の激しい音が気になってベットに潜り込んだものの
全然眠れない・・・・・・
私は仕方なくタオルケットを持って
リビングのソファーに座り込んだ
テレビを付けたものの夜中ということもあって
おもしろそうな番組はやっていない・・・・・
(ハルさんまだかなぁ・・・・・)
そんなことを考えていた時だった
ピカッ
ゴロゴロゴロ
「ひゃぁっ!!」
ゴロゴロゴロ
バリバリバリ!!!!
ドーーーーン!!!!!
「きゃああああ!!!!!!か・・・雷!!!!!」
私は慌ててタオルケットを頭から被り耳を塞いだ
それでも雷の音は抑えた私の耳をすり抜けて聞こえてくる
ゴロゴロゴロゴロ
バリバリバリバリ!!!!!
「なんで一人の時に限ってなるのよ・・・・・・・!!!!」
「恐いよぉ・・・・・助けて・・・・・お姉ちゃぁ~~ん!ヒック・・・・・ウエェ~~ン・・・・」
しばらく鳴り続けた雷で私の体は震えたままだった
(もう大丈夫・・・・・大丈夫・・・・瑠李・・・・雷は怖くない・・・・・)
そう自分に言い聞かすも震えは止まらず
雷が止むのを心待ちにしていた