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I cannot part with you

第19章 仕組まれた罠・・・・・向けられた刃


そういえばこの前二人ではじめて外食した時


今日の服似合ってるって褒めてくれたっけ・・・


少しお洒落を意識してただけに嬉しかったなぁ


「どうなの?言われたいの?言われたくないの?」


「い・・・言われたいw」


「だったら、たまには気合入れてお洒落しなくちゃw」


「そ・・・そうだね・・・。」


この時の私は姉に好きな相手が知られていることに


気がついていなかったのだ


「見てくれると良いな・・。」


「うん。きっと見てくれるわよw」


そうして二人でショッピングをして


大量に買い込んだのだった


そして二人でディナーをしようと


ホテルのレストランに入った


夜景が見えるレストランで以前ハルさんと来たお店だった


私はお姉ちゃんと会話をしながら


頭のなかはハルさんでいっぱいだった


この前ハルさんはワインを飲んてたなぁ・・・


一緒に食べた時デザートが美味しかったなぁ・・・・・


「あら、美味しくない?お箸が進んでないようだけど」


「美味しいよ・・・。」


「心ここにあらずね?」


「そう・・・かも・・・。」


早くハルさんに会いたかった


もう既に帰ってるかもしれないって思うと


早く家に帰りたくなった


「じゃあ、お料理はテイクアウトして帰りましょうか。」


「うん。ごめんね。お姉ちゃん。折角の外食なのに。」


お会計を済ませた私達は


タクシーを拾いマンションに向かった


マンションの前に着くと


駅の方から歩いてくるハルさんと雅人さんが見えた


「あら、雅人、ハルお帰り。」


「あぁ、ただいま。優季。ってゆうか何をそんなに買い込んだんだ??w」


「え?ほら、今度パーティーあるじゃない?あの時に着る服とか靴とかw瑠李も買ったのよw」


「え?珍しいねw瑠李ちゃんが買うなんて。」


「お姉ちゃんがたまにはお洒落しないとダメだって・・・。」


「まぁ、女の子だからね。せっかく可愛い顔してるのにしないのはもったいないよw」


「るぅは、そのままでも充分可愛いぞ。」


ハルさんのそのセリフに胸がキュンとした瞬間だった
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