第19章 仕組まれた罠・・・・・向けられた刃
瑠李side
今日は土曜日・・・・・
学校はお休みだけど
ハルさんはお仕事です
朝から洗濯とお掃除をして
気分を変えようと頑張ってみるものの
やっぱりハルさんがいないと寂しい
今日は休日出勤だから早く帰ってくるかなぁ
“好き”っていう気持ちに気づいた途端
感情が急上昇しはじめて
止まらない
だってハルさんの事考えるだけで
ドキドキしちゃうんだもん
早く帰ってこないかな・・・・・
その時携帯にメールが届いた
送り主を見るとハルさんからで
私は早速メールを開いた
“今日は、雅人と接待で遅くなるので、夕食は要らない。”
メールを見た私は
凹んだ・・・・・・
その瞬間何もやる気が無くなり
ソファーに寝転がった
そこへお姉ちゃんが帰ってきた
「あんた、何やってんの?」
「あ、おかえりぃ。早かったねぇ。」
「何?そのやる気のない返事は。」
「バテてるの。夏だから。」
「ふーん。まぁいいけど。それより出かけようよ。雅人今日接待で遅くなるって言ってたし、晩御飯要らないって。どうせハルもでしょ?」
「みたいだねぇ。さっきメール来てた。」
「じゃあ、久しぶりに姉妹水入らずでお出かけしよ。さぁ準備しなさい!」
お姉ちゃんに無理矢理動かされた私は
しぶしぶ用意を始めた
「さぁ行っくよー!w」