第15章 姉と妹
「るぅも一緒に住むのか?」
「そうよwだって1人で生活させるなんて考えられないし。」
「俺のとこにいさせるんじゃないのか?」
「うーん・・・そうしたいんだけどさぁ・・・雅人の両親に紹介したらそれが難しくなると思うのよね・・・。それにさ、雅人が本気で考えてるっぽいんだよね・・・w」
「何を?」
「雅人の親に言って、瑠李を養女にするって話wまぁあたしも本気にしてないんだけど、あいつが暴走しないかどうかが心配でさw」
「「養女!?w」」
思わずハルさんとはもってびっくりしたw
「よっぽどあんたが可愛いのねwあいつw本気で妹にしたいみたいよw」
「・・・・・・」
「妹になるのに・・・わざわざそこまでする必要ないのに・・・」
「あたしの・・・家族は・・・・お姉ちゃんだけだから・・・」
私はそう言うと部屋に入り、準備をして
バスルームに向かった
その後の二人がどんな会話をしていたかなんて
気にもかけなかったのだ
チャプン・・・と風呂の水滴が湯船に落ちる音が響く
雅人さんがお義兄さんになったって・・・・・パパやママは帰らない
お姉ちゃんがあたしのお姉ちゃんだったらそれでいい
私にはお姉ちゃんしかいないんだもん・・・・・
結婚したら家族じゃなくなるって言うなら
私は結婚しなくていい・・・・・
(あ・・・のぼせそうだw上がらなきゃw)
まだ二人はリビングで飲んでいるようで
賑やかな話し声が聞こえてくる
私はその声に背を向けて部屋にこもった
肌の手入れを終わらせた私は早々と眠りについた