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ハイキュー 短編集 R18

第2章 真っ直ぐなアイツと歪んだワタシ




授業が終わり、着替えを早々に済ませ保健室へと向かった。


扉に手を掛けると、中からは楽しそうに話す男女の声。



「授業中に怪我するとか……大地にまた怒られちまうよ」
「澤村君、東峰君には厳しいもんねー」
「でもまだ捻挫で良かったよ、これで折れてたりしたら今後の試合に響くからな」
「全国だもんね! ほんと凄いよ!! ミカも凄く楽しみにしてるみたいだよ♪」
「早川も色々とサポート頑張ってくれてたからな……ほんとありがたいよ」



扉に掛けた手が、そこから動くことは無かった。


中で楽しそうに話す東峰とチカを見たくなかった。



私はそのまま、静かに教室へと戻った。

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