• テキストサイズ

ハイキュー 短編集 R18

第2章 真っ直ぐなアイツと歪んだワタシ




6限にあった体育の授業は、男女共にバスケだった。


体育館はネットで二分され、ネット越しにこっそり東峰のことを見ていた。


背の高い東峰は、やっぱりセンターで豪快なリバウンドとかほんと見とれてしまう。


「ミカ、うちらの番だよー」
「はーい」


名前を呼ばれ、現実へと意識を戻す。


相手チームにはバスケ部の子も居てなかなかの接戦を繰り広げる中、ドスンと激しい音の後ザワザワとゴール下に集まっていく男子達。


私がそちらに視線を向けると、別の生徒の肩を借りて立ち上がる東峰の姿。


「………………」


心臓を鷲掴みにされた気分だった。


「危ないっ!!!」


よそ見をしていた私の顔面に、綺麗にバスケットボールがヒットしたのはほんの数秒後の事。


/ 206ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp