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ハイキュー 短編集 R18

第2章 真っ直ぐなアイツと歪んだワタシ




昼食を買い終え、教室へ戻ると私の席にはチカが座っていた。


「あぁー! やっぱり遅かったかー」


私の手元をみたチカの手には、私が持っているはずの弁当の包みがあった。


「なんで……?」
「もうミカ今朝お弁当忘れてたよ? テーブルの上に置きっぱなし!」


よくよく考えてみれば、確かに今朝はカバンに入れた記憶が無い。


「どうしよ……買ってきちゃった……」


袋の中にはサンドイッチといちごオレ、デザートにプリンまで入ってる。


「俺、食おうか?」

隣でやり取りを見ていた東峰からの提案。
しかし東峰の手元にも、それなりの食料が並んでいる。


「でも、悪いよ……」
「部活前に食ったりとかで丁度いいからさ、なっ?」
「ありがと……」


東峰にサンドイッチを渡し、お昼はお弁当とプリンを食べて幸せ気分を満喫した。

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