第3章 恋愛ごっこ【R18】
「キスはしない派?」
「どちらでも……」
「じゃあ、しよ?」
彼女の待つベットに入ると、彼女は僕の首に手を掛け顔を寄せてきた。
フワッと香る甘い香り。
香水なのか、シャンプーなのか……鼻腔をくすぐるその香りでさえも、僕の欲求を煽ってくる。
「んっ……」
お互い啄むように唇を求め合い、どちらからともなく舌を絡める。
時折くちゅっと口から漏れる音がなんともいやらしい。
名前も知らない彼女とキスして、これからするんだ。
いつもしていることと変わらないはずなのに、何故だかいつも以上に興奮している自分が居ることに驚いた。