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ハイキュー 短編集 R18

第2章 真っ直ぐなアイツと歪んだワタシ




「それでいいよ、てか、それがいい!」


私はチカの手から袋を受け取り、ボロボロのクッキーを食べた。


ボロボロになっていたって、味は変わらない。



「これ、砂糖と塩間違えてない? なんだか……しょっぱいよ?」



「……ミカの涙の味だよ」



美味しいはずのクッキーは、私の涙のせいでしょっぱかった。




「ごめんね、ホント、ごめんね」
「私も、ごめんね」




お互い、何度も何度も謝って、そして涙が枯れるまで泣いた。






問題の解決した私達はその夜、ぐっすり眠った。


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