• テキストサイズ

ハイキュー 短編集 R18

第2章 真っ直ぐなアイツと歪んだワタシ




「いってきまーす!」
「いってらっしゃーい……」






昨日のモヤモヤした一日が嘘のように、今日は気持ちよすぎる程にいい天気だった。



ペダルがいつもより軽く感じる。
空気も澄み渡っているような気がする。




「今日は元気そうだな!」
「おはよ! ……あっ!!」



校門を過ぎた所で東峰に追いつく。


自転車置き場に行く前に、肝心なことを思い出した。



「東峰!! ちょっと!!」
「ん? どした?」
「ちょっと耳、貸して?」



大きな東峰が膝を曲げ、私は耳元でそっと囁く。




















「私も、東峰のそのまっすぐなとこ、前からずっと大好きでした」



















耳まで真っ赤にした東峰をその場に残し、スッキリとした気分で自転車置き場へと向かった。






END.
/ 206ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp