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ハイキュー 短編集 R18

第2章 真っ直ぐなアイツと歪んだワタシ




「お前を見てるのバレるの怖くて、いつも妹の方見てた……情けないよな、俺」
「なに……それ……」




じゃあ……
全部……



「私の、勘違い……」






「いや、勘違いさせるような事してたのは俺だし、もっと早く言ってれば、お前の負担にならなかったのかもな……悪い」





なんで……




「東峰は……悪くない……わた、しがっ……」




自分の醜態と勘違いが恥ずかしくて、私は再び大粒の涙を流した。



「ぅえっ!? あ、ごめっ、あ、やっ……落ち着け、いや、落ち着くのは俺か!??」



大声で泣き出した私を見て、東峰はかなり動揺していた。


その姿が余りにも可笑しくて、私は泣きながら笑った。



「東峰のバカァ!!」



そんな自分が可笑しくて、私は八つ当たりしたのに、


「おぅ、悪い」



なんて言って、そんな理不尽な八つ当たりでさえもしっかりと受け止めてくれた。


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