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ハイキュー 短編集 R18

第9章 幸せまでの時間




もう一度孝支を見直せば、まだ頭を下げている。



「…………ょ、よろしくお願い……します……」



まさか、こんな所でプロポーズされるなんて思ってもいなかった。


ドラマならもっとロマンチックな、夜景の綺麗なレストランだとか、海をばっくにだとかなんだろうけど、これはこれで孝支らしいなと思った。


「「「おめでとう!!!!」」」



皆が祝福してくれて、東峰くんは涙まで流していた。
孝支もうっすら涙ぐんでたけど、それは気付かないふりをした。



「スガ! 指輪はめてやれよ! 写真撮ってやる!」
「ぉ、おう!」


指輪を持っても、私の手を支える手も、どちらも震えて居たけど孝支の瞳は真剣そのものだった。


「はい、チーズ!」


孝支とのツーショットと、店員さんに頼んで5人で写ったのを撮って、この日はお開きとなった。

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