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ハイキュー 短編集 R18

第9章 幸せまでの時間




トイレから戻ると、潔子ちゃんと孝支の席が入れ替わっていた。
少し不思議に思ったけれど、空いている孝支の隣の席へと座った。


気のせいか、孝支が緊張しているように見えた。


「どうしたの?」
「ん……ぃゃ……えと……」
「お待たせしました! ストロベリーチーズケーキパフェです!」


タイミングがいいのか悪いのか、先程注文したデザートが届いた。


「ごゆっくりどうぞー♪」


笑顔の店員さんが去り、再びの静寂。


「ミカ……」
「ん?」


孝支がこちらに身体を向け、皆の視線が私たちに集まる。



「俺と…………………………結婚して下さい!!!!!!」
「っ!!?!?????」



目の前には小さな箱に入った、小ぶりな石の付いた指輪が差し出され、孝支が頭を下げている。


ドラマとかでよく見るプロポーズのシーンみたいだ。




ドッキリかなにかのようで、皆の顔を何度もキョロキョロと往復するけれど、皆お祝いモード1歩手前だ。

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