• テキストサイズ

ハイキュー 短編集 R18

第7章 元カノ【R18】




「繋心……?」
「さっきの質問、答えろ」



繋心に組み敷かれる形で、ベットに横になる。


「質問て、今の長々と話したの、忘れちゃった?」
「ちげぇよ! そっちじゃなくて、もうひとつの方だよ!」
「ん?」
「だから……」


繋心の顔がどんどん近付いてくる。
キスされる、そう思って目を瞑ると、左耳から繋心の低い声が響いた。


「なんで、キスした……?」
「んっ……」

その声に背筋がゾクっとして、思わず変な声が出てしまう。


「相変わらず、耳弱ぇのな……」
「やっ……ちょっ、繋心……」


耳元で響くその声が、脳髄に響いて、私の身体を駆け巡る。
ズシリと感じる繋心の重さ。
押しのけようとしても、耳へ息を吹きかけたり、耳朶をぺろぺろされて上手く力が入らない。


「早く、答えろよ」
「け、しん……やめっ……んっ……」


耳への刺激と、先程のアルコールのせいで、頭がぼーっとしてくる。


「なんで、キス……したんだ?」
「んっ……したかった……から……」
「誰でも、良かったのか……ふっ」
「んぁっ……違っ、んっ……」


/ 206ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp