第7章 元カノ【R18】
結局、ラストオーダーを過ぎた店ばかりでもう一軒に行くことは出来なかった。
「もう諦めて帰んぞ」
「やーだー」
「ガキか!」
「永遠の17歳だもーん♪」
「はいはい」
「繋心のばーか」
「はいはい」
家に向かって歩いていると、懐かしい場所を見つけた。
「うわっ! ここまだあったんだ!!」
「は?」
「ほら、2人で来たじゃん! 懐かしい!」
地元で唯一のラブホを見つけてはしゃぐ私と、呆れる繋心。
「あ、ココならお酒あるよね!」
「あんじゃねーの?」
早く帰りたそうに、ソワソワしている繋心をよそに、私はスタスタと入り口に向かった。