• テキストサイズ

妖からの贈り物【おそ松さん】

第2章 どうぞお好きな松を



『ふぁ~、気持ちー』


湯船に肩まで浸かる。
今日1日の疲れがぶっ飛びそうだ。

庭の草むしりにお使い。
で、そのお使いの帰りに妖に絡まれ…
変なの着けられ…
明日も来いと言われ…

先が思いやられる…。

はー。今までこんなこと無かったんだけどな~。
異例だ。異例すぎる。

…いっそ取ってしまおうか。

………できねーよ!!
普通に怖いわ!


ふぅ…


そう言えば………

脳裏にあの時の事が過る。

妖とのファーストキス……しかも濃いやつ…


『……いやいやいや!!何で!何で今思い出した!?
は!?何考えてんの自分?!』


「廉ちゃん大丈夫?大声出して。
もしかしてお風呂熱かった?」


心配そうなおばぁちゃんの声にハッ…と我に返る。


『だっ、大丈夫!!気にしないで!』

「そお?なら良いけど…」


おばぁちゃんの足音が遠ざかって行き、安堵する。
危ない危ない。もし此処が自宅だったら近所迷惑になるとこだったわ…そろそろ出るか…

私は浴槽から立ち上がり、風呂場を後にした━━…


パジャマはTシャツに短パン。
ザ・ラフな格好だ。

ばふッ…と布団にダイブする。
フカフカでほんのりお日様の匂い…
良く眠れそうだ。

動きたくないが一度立ち上がり、部屋の電気を消す。

布団に寝転がり薄い掛け布団を掛け、目を閉じる。
そして私の意識はあっという間に深く沈んで行った。
/ 113ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp