第7章 幸せですか 神田切裏 【オキザリスの続編】
激しい嫌悪感に駆られたが、目に涙を溜めるだけに留まらせ、頭を前に進め始めた。
徐々にアレン自身が体積を増していくに連れて先端から先走りの透明な液が洩れた。
「はっ…、イイ…」
の頭をそっと撫でるアレンは快感に酔っているのか、どこか焦点が定まっていない。
「んっふ…」
ジュ…ジュ…ジュ
と、狭い室内に淫らな水音が絶えなくなる頃、切羽詰まった様子でアレンはの口から自身を抜いた。
「…?」
何故、と思ったのもつかの間…
突然自身から出た熱い液体を顔にかけられたのだ。
「やぁっ…」
涙が頬を伝う。
そんなをアレンはひょいと抱き上げ、深く唇を重ねた。
「ふぁ…んぅ…」
口を割られると、勢いよく舌が入って来て口内を暴れる。
クチ…クチュ…
「ふ、ぁ…はぁ…」
飲み切れない互いの唾液が、いやらしく開いたの胸の谷間に溜まる。
唇を離せば透明な糸がつぅっと伸びて消えた。
「は、ぁっ!」
「クス…ってば奉仕しながら感じてたんですか?濡れてますよ、ココ」
と向かい合ったまま背後から彼女の下着に手を入れると、ぬるりとした感覚が伝わった。
しばらく入り口付近を行き来して前触れなく指を2本、秘部に差し込む。
「ああっ…ぁ…んぅ…」
アレンの首に腕を巻き付け、快感に鳴く。
同時にアレンはのブラジャーのホックを外し、現れた乳首に吸い付く。
「あ…ん…ぃ、はぁ…」
二つの箇所から受ける快楽に、は次第に腰を揺らしていた。
埋められた指は3本に増え、ばらばらに秘部内を荒らしていく。
「ぁっ、や…ぁ…はぁんっ」
ヌプっとアレンは指を抜くと、崩れるを自分に背を向けるよう後ろ向きにして、膝の上に座らせた。
「今日も目一杯鳴いて下さいね、」
「んああぁっ」
下着を脱がし勢いよくアレン自身が入って来る。
もう幾度となく受け入れた彼の熱…
下から突き上げられる感覚は、快感と同時に愛しい人のと重ねてしまう。
「あっぁ、はぁ…あっん」
「もっと、もっと乱れて」
背後から胸を揉みしだくアレンの吐息が耳に掛かってぞくぞくする。