• テキストサイズ

songs(R18)

第5章 キセキ アレン甘裏 【fatedの続編】





あなたがいないと、僕は僕ではいられない。

僕が小さな花なら、は透き通る水。

あなたがいなければ、僕は輝かない…



「アレ…ンっあっ」



アレンはの背から身体を離し、彼女を繋がったまま持ち上げ、向かい合う格好にした。



彼女の背を幹に押し付け、愛を食すように奥を突く。




「あっあっ…アレ、ン…わたっし…」


アレンの首に腕を絡ませ、言いたい言葉を探す。




愛してくれてアリガトウ?


愛してる?



ああ、まだ足りない。



でもせめて言わせて…





「すごく…ぁ…幸せ…っ」

「…っ僕も…」



そして二人はキスを交わし、さっきよりも激しく動く。



「ああ、あっあっあ…はあっもぅっいっちゃ…」



「、っ!」



「ふあああっんっ」



ぎりぎりまで引かれ、一気に奥まで突き上げられ、は2度目の絶頂を迎えた。



「はあっ…くぁっ」



アレンも、の中に熱い熱を放った―――


















「すみません、膣中で出してしまって」



情事後、動けないはアレンの背におぶられ、そんな懺悔を聞いていた。



「部屋に戻ったらちゃんと綺麗にしますから」


「うん…」



そんな彼の優しさも、愛しい。


はアレンの耳にキスを落とした。


「っ?」



今までにない大胆な行動に、頬を赤らめて振り返る。


かくいう彼女も照れたように頬を染めてアレンを見つめ返す。


「…そんな可愛い事したら、また襲いますよ?」


と、不敵な笑みを向けると、頭を叩かれた。


「もう、冗談に聞こえないわよ!」



けれどどこか嬉しそうな所を見ると、まんざらでもなさ気だった。



「今日は月が綺麗ですね…」


空を見上げると、満月が自分達を見守るように照らしていた。



「今の僕の気持ちが、あの月まで届けばいいのに」



と、言って振り返れば愛しい少女は驚いたように、そして嬉しそうに頷いた。





愛で、
本当の愛で満たされていく気がした…







End…
/ 412ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp