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songs(R18)

第31章 ep5 君の特別





ロードという、一見我が儘に見えて実はとても苦労家な少女が去って、の体調も正常に戻った頃、ティエドール邸には穏やかな日々が流れていた。


「ああ~平和さぁ…てか、こんなに何もなかったら暇さぁ!!」

うーんと大きく伸びをするラビ。その側で彼の話を聞きながら、は部屋の窓を磨く。

「何言ってるの。平和が一番よ。落ち着くし…ちょっと眠たいけど…」

そう言って小さく欠伸をする。


「なんか、ババアみたいな言い草さ」

「何ですって?…それより、ラビはいいの?」

キッと鋭くラビを睨み付けるが、彼に効果はないのは経験済みである。

ラビはキョトンと首を傾げた。

「ユウのお茶の時間…もうすぐじゃないの?」

「お、遂にもユウって呼び捨てさ~?」

口元をニヤつかせるラビ。



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