第3章 Together when... ラビ切裏
『私、教団が好き
探索隊のみんなも、
アレン君達も…
貴方も…
だから、大好きなみんなに迷惑掛からないように…
…死ぬわ』
「…」
ラビの目から涙が零れた。
この深さなら、致命傷は間違いない。
助けたくても、教団は手を差し延べてはくれないだろう。
彼女は、死ななければいけないのだから。
「ラビ…泣かないで…
貴方は…歴史を記録、するブックマン…
私の死なんか、ただ、の通過点に…過ぎない…」
「そんな事、言うな!
俺は、その為にブックマンをやってるんじゃないさ!
俺はお前を、
守ってやりたかった…っ
歪んだ運命から…
お前を傷付ける、
全てのものから…っ」
ラビの言葉を聞くと、は涙を零して微笑んだ。
「生まれ変わったら…また…」
笑ってくれる…?
「ラビ…」
は何かを言いかけたが、押し留め、ゆっくりと目を閉じた
「っ?!~!!!」
ラビは、の亡き殻を抱きしめたまま、泣き叫んだ。
何故助けてくれなかったのか、と神に…
何を言おうとしたのか、に…
ラビ……
愛、してる……
ずっ…と……
…End