第22章 Why 神田パロ切甘裏

「んっ…」
触れるだけの小さなキスから唇を離すと、神田はの顔を両手で包み込むようにして視線を合わせた。

「俺は、お前が今までで１番いい女だと思ってる。
こんなに、人を愛した事なんてねぇ…
だからお前が嫌なら、無理には抱きたくねぇ。
…お前を傷つけたくないからな」
「ユウ…」

こんなに、

こんなに自分を思ってくれている
あなたを受け入れるって言ったのに…

私が拒んでどうするの…

彼が心を開いてくれたように…

私も勇気をださなきゃ…！



あなたを、愛してるんだもの…

「泣いたりしてごめんね、ユウ」「…？」

は神田の頬にキスし、そして腕を彼の首に掛けた。

「続きをして…？」

怖くない…
あなたを愛してるから

「いいのか…？次は止められそうにないぞ…」
一応言うだけの忠告。

内心神田も、大分切羽詰まって来ていた。

けれどの表情は変わらなかった。
「うん。優しくしてね…」

神田はふっと微笑み、再びの身体にのめり込んだ。