第21章 恋いしくて 神田切夢【Time goes by続編】
ユウ…
貴方と別れて、私達が話す事はなくなったね…
顔を合わす事も少なくなった…
お互いを避けていったね…
私達、本当に終わってしまったんだねって
それを認めるのに、半年もかかった…
夢だと思っていたんだ…貴方と終わってしまった事が。
朝、目が覚めたら…いつものように貴方が隣にいてくれる気がしてたんだ…
でも、所詮は幻だね…
貴方の温もりも、貴方との思い出も…
次第に冷たくなっていった…
…だけど、
貴方の姿を見つけてしまう度に…
胸がまだ、締め付けられる…
終わり告げたのに…
貴方がまだ…
恋しくて…