第18章 何度も 神田切裏
好きなの…
こんなにも愛おしい…
あなたが隣にいて微笑んでいる未来を、私は描いたよ
「ああっんぁ…はっやぁ…っぁ」
手を取り、指を絡めるあなた。
離さないで…離さないで…
stand by me…(そばにいて…)
「あっ…ふ、ぁあんっ…ユウっ…あっ」
神田を見つめ、絶頂を訴える。
「…このまま…ずっと…」
一緒に…
いたかった…
「んっ…んぁ、あぅっあっはぁ…あっあっ…ぁあああっ」
腰を持ち上げ、更に深く繋ぎ、神田はを快楽へ導いた。
ズル…
内部の液を絡み付けた神田の自身を抜く感覚に、脱力した
は身体を震わせた。
ベッドで横たわっていると、欲の処理を終わらせた神田がシーツを被せてきた。
「…暑いよ、ユウ」
「風邪を引く。暑かったら窓も開けて薄着で寝るだろ、お前みたいな奴は」
髪紐を解き、器用に首に結び付ける。
の隣に横になり、神田は天井を見上げた。
はその横顔を静かに見つめた。
(やっぱり、綺麗…)
激動の鎮まった後の、静かなこの時を…は心地よく思った。