第2章 Serenade 神田 切甘裏 【三日月の続編】

「あぁん…ふ…ぅん…はぁ…」

神田は次第にある地点での声が一層高く鳴いているのに気付いた。

指を差し込んだすぐ上。

そこがは一番感じる場所だとわかるとひたすらにそこだけを攻め立てた。


「んぁ、やっ…ユウ、あっ」

顔を赤くして自分の指を抜こうとする。
神田はそれを見て口端を吊り上げる。

「そんなにいいか…」
「何、言って…ぁんんっ」



三本目の指を入れると、増えた質量に、は眉を寄せる。


「はっ…ユウ、あぁ…っふ」


下から込み上げる何とも言えない圧迫感に顔をしかめると、紛らわすように口付けてくる。

このまま溶けてしまうのではないかというほど、愛しい口付け。

愛しくて、愛しくて…



「愛してる」の言葉が永遠となる事を、私は信じるよ。




「んん…ふぅぁっああっ！」



唇を離すと同時に神田は指を抜き去り間を空けずに自身を突き入れた。

「ああっんっユウ…」
「はっ…力抜いてろ、…」


の強い締め付けに、顔を歪める神田。


けれど、


「あっ…だめ…無理…ぁ」



力を抜けば、の一番感じる場所が快感に震えた。

「力…抜けな…あぁああっ」


神田はの膝を掴み、自分へと引き寄せる。

熱が奥まで突き刺さり、の悲鳴に似た声が上がる。