第13章 One Memory ラビ切裏
どれだけ声を枯らしたって、
きっとお前は帰って来ないんさ…
だってさ、俺はお前を傷つけ過ぎたから…
は俺より1つ上で医療班に務めてる俺の彼女。
ちっこくて気さくな子で、いつも俺の姉ちゃんみたいな存在だった。
けど俺は、いつも任務以外では遊びほうけて、他の女の子とも話したりしてた。
でもはそんな俺を怒ろうともせずに、大人しく俺の帰りを待っていた。
俺はそんなが、
嫉妬もせずに冷静を装うが、憎らしくて、いつも酷い事をしてた。
デートの待ち合わせ場所に二時間遅れていったり、
遅くまで俺の帰りを待っててくれたに冷たい態度を取ったり、
俺に少しはヤキモチとか妬いてほしかった…
でもそれはお前が俺から離れないとわかってやってた事だった。
俺から離れるはずないと思ってた
だから突き放したりもした
これは歪んだ愛情だったんさ。
もうお前は戻って来ないっていうのに――…