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songs(R18)

第11章 INNOCENT SORROW ラビ切甘裏





「?」


驚いて目を見開くと、そこにはいつもと変わらず優しい笑みを浮かべたがいた。



「私の方こそごめんね。隠してたりして…

ラビだけのせいじゃないわ」



そう言ってラビの手を取り、自分のと重ねる。



「これで私達、もっとお互いの事知れたね…」

「…」

「私もラビも…ヤキモチ焼きなんだね…」


どこか照れ臭そうに笑うをラビは本当に愛しく思った。


は手を離すと、まっすぐにラビを見つめた。




「今度は優しくしてね…?」


それは切実な願い。

そしてラビの中の良心を苦しめた。

どれくらいの苦痛からこの少女を救えただろうか?


今からでも、遅くはないのだろうか…


ラビは深く頷き、再び指を絡める。





「愛してる…」






そして、優しく唇を重ねた。





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