第7章 ハロウィンナイトは危険なあなたと【十四松】
「愛菜ちゃん、イッたんだ……すっごく気持ち良さそうだったよ?」
十四松が嬉しそうに身体を離す。
愛菜は、肩で大きく息をしながら焦点の合わない目でぼんやりと空間を見つめている。
「ごめんね! 人間の女の子には刺激が強すぎたよね……」
十四松は申し訳なさそうに呟くと、愛菜の足の間に頭を入れた。溢れてくる愛液を舌でそっと優しく掬い取る。
「ひぁんっ!」
身体が跳ね、愛菜は我に返った。
「愛菜ちゃん、美味しー! 血もいいけど、こっちも好き!」
十四松は無邪気に笑うと、身体を起こし、そのまま愛菜の秘部に硬く起立した自身をあてがった。
「あ……」
愛菜が怯えたように見上げる。
十四松は愛菜の頭を優しく撫でた。
「ごめん、もう限界なんだ……愛菜ちゃんのこんなえっちな姿を見たら、ぼく我慢できないよ……」
「十四松くん……」
「怖がらないで。全部は飲まないよ。ほんの少しだけ、ぼくに血を分けて……」
不安と期待の入り混じった瞳で見上げる愛菜に、十四松は彼女と初めて会った日を重ねる。