第7章 ハロウィンナイトは危険なあなたと【十四松】
愛菜は、繰り返し襲ってくる快感に身体を痙攣させながら、目を潤ませた。子宮が熱を求めて、ここにもちょうだいとせがみ、よだれを流す。欲情に耐えられず、自然と太腿を擦り合わせてしまう。
十四松が気づき、愛菜を覗き込んだ。
「なあに? 愛菜ちゃん。下もして欲しいの?」
「あ……」
愛菜は顔を赤く染める。して欲しい、なんて素直に言えるはずもない。
「してほしいんでしょ?」
十四松がぐいっと顔を近づける。
「…………」
「いいの? 言わないとしてあげないよ?」
十四松が膨らみから手を離した。
(あ……! そんな……!)
途端に身体が淋しくなる。愛菜は知らず知らずのうちに腰を動かしていた。
「あはっ! なあに? 愛菜ちゃん、腰動いてるけど」
(嫌、やめないで……お願い……欲しいの……)
愛菜の瞳が切なげに訴える。
十四松は目を細めてそんな愛菜の姿を見下ろした。
(あーいやらしいよ! 愛菜ちゃん! そんなに腰を動かして! おまけに物欲しそうなエロい目でぼくを見つめて!)