第36章 おねえさんがしてあげる【十四松】
「そ、そんなことないっス!」
首を大きく振った。
もちろん童貞なんてすぐにでも捨てたい。愛菜さんとセクロスできるなら、なんでもする。
愛菜さんは妖艶に微笑むと、ぼくの頬を両手で包んだ。
「ふーん、そっかぁ。じゃあ、私が十四松くんの童貞をもらっちゃってもいいのかな?」
「あ、あい! お願いしマッスル! あ、あの……これ解いてもらってもいいっスか……?」
縛られた腕を見せると、愛菜さんはとたんに眉をひそめた。
「だめに決まってるでしょ? いいから仰向けに寝て」
「で、でも……」
愛菜さんは立ち上がると、いきなりぼくの股間を右足で踏みつける。
「口答えはダメ。ねぇ、私はこのままやめてもいいのよ? どうする? 十四松くんなら、おとなしくいいコにしていられるわよね?」
冷ややかに見下ろしながら、グリグリと足を動かす愛菜さん。
「ああっ! あーーーー!」
恥ずかしさと情けなさと快感が入り混じる。
ぼく、なんでこんなことされて悦んでいるんだろう。でもゾクゾクが止まらない。愛菜さんにだったら、もっと虐められてもいい。いっそ無茶苦茶にされたい。
愛菜さんは足の親指と人差し指でタッティの先端を強く挟んだ。すりすりと指を滑らせ、鈴口を擦る。
「ふふっ、このままイかせちゃおうかしら? いいの? 十四松くんは私の中でイキたいのよね? どっちにする?」
「中!! 中がいいっス!!」
つい大声を出してしまった。
愛菜さんの美しいおみ足でイカされるのもそれはそれで興奮するけど、やっぱり中に出したい。
愛菜さんは満足げに微笑むと、床を指さした。
「じゃあ、手は縛られたままで我慢してね。ここに仰向けに寝なさい」
ぼくは頷くと、素直に寝転がった。
もう難しく考えられない。とにかく愛菜さんとセクロスがしたい。ただもう射精がしたい。それだけだ。