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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第35章 水とワイン/Água e Vinho【おそ松/マフィア松】


「やああァあんっ! そんなに強くしないでぇっ……あっ! あああああっ!」

夢中になってオソマツさんにすべてを預ける。力強い抽送に押し上げられて、私は甲高い声を上げた。

「くそっ……俺っ……もうっ……」

「あっ、あんっ、あ、ああああああああっ……!」

ほとばしる悦び。仰け反ろうとする身体をオソマツさんの腕が強い力で押さえ込む。彼の腕の中で私はビクビクと痙攣しながら絶頂に達した。

「ぐっ……!」

ワンテンポ遅れてオソマツさんが身体を強張らせる。歯を食いしばりながら、私の中に熱い精液を注いだ。

「っ……」

すごかった……。

オソマツさんが腕を緩める。私は汗だくになった彼の額にそっとくちづけた。

テゾーロ・ミオ(私の宝物)。愛してしまったのは運命。たとえあなたがマフィアのドンでも私はついていく。

「大丈夫か……? 愛菜が可愛いすぎて、激しくやりすぎちゃった」

オソマツさんが照れくさそうに微笑む。

「大丈夫です」

私は上体を起こすと、そっと腰を上げた。

ずるりと私の中から抜け、くたっと倒れる肉棒。同時にこぼれ落ちる白い精。

「あ〜、ゴメンな。子供できちゃうかも。責任とるからさ。俺と結婚してよ」

「でも……私なんかでいいんですか?」

「いや、それ、俺のセリフ。こんなクズでもいい?」

私たちは静かに抱き合った。

大好き、オソマツさん。ずっとこうしていたい……。

うっとりと余韻に浸っていると、心地よい眠気がやってくる。目を瞑りかけた瞬間、突然ノックの音が響いた。

オソマツさんがハッと起き上がる。

え、誰か来た!?

私も慌ててベッドに潜り込む。

間髪入れずに部屋のドアが開いた。

「オソマツ兄さん! ……って、わあっ!? セクロス!?」

飛び込んできたのは黄シャツの弟さん。私たちを見た瞬間、止まろうとして勢い余って転んでしまった。

「ジュウシマツ!? どうした?」

弟さんは恥ずかしそうに立ち上がる。
「オソマツ兄さん、ゴメン! まさかセクロス中だなんて思わなくて……気持ちよかったー?」

「ノーコメント」

「えー!? なんでぇ!?」

オソマツさんはベッドからおりると、ガウンを羽織った。

「んなことよりさぁ、俺に用があって来たんだろ? なんだよ? もしかして見つけたのか?」


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