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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第35章 水とワイン/Água e Vinho【おそ松/マフィア松】


《愛菜side》


クイーンサイズのベッドに投げ出され、身体が沈む。オソマツさんが片手でネクタイを緩めながら、膝をついた。

緊張しすぎて、心臓が口から飛び出しそう。

「愛菜も早く脱げよ……」
低めの声で囁かれる。

「で、でもっ、明るいですし……」

「そっか。暗いほうがいい?」

こくんとうなずくと、オソマツさんは照明を二つ消した。部屋の隅に置かれた間接照明だけが残り、仄かな光が彼の姿をぼんやりと浮かび上がらせる。

「暗くなっただろ? もう俺が脱がしちゃおっかな〜」

再び膝をつき、きしむベッド。

オソマツさんがそっと私の髪にキスをする。

「だ、大丈夫です……自分で脱ぐので……」

「いいって。力抜いて」

頬にキスされる。同時にワンピースの袖を肩から抜かれた。中途半端にずれていたブラジャーも奪われる。

「あんまり見ないで……」

「え〜! ムリムリ! 見たいもん。俺、すげぇエロいから」

チュッと胸の膨らみを強く吸う音。キスマークをつけられた。

「きゃ! オソマツさん! 痕はつけちゃだめっ!」

「なんで? もう愛菜は俺のもんだろ?」

次々と吸われ、花が咲くように胸元に痣がつけられていく。

「じゃあ、私もオソマツさんにつけていいですか? 私だけなんて不公平ですもん」

「は!? 俺!? いや、やめてよ! ドンがそんなのつけてたらカッコつかないだろ!?」

「だめですっ」

起き上がってオソマツさんの首筋に唇をつけた。思い切り吸い上げると、こぼれる彼の吐息。

顔を離すと、私はできたばかりのあざを指でなぞった。

オソマツさんと一緒にいることを選んだ。家族を裏切り、婚約者を切り捨てて。これはその決意のしるし。

「あ〜あ、明日からどうすんだよ。絶対これ弟たちにからかわれるんだけどぉ」

苦笑いしながら首をさするオソマツさん。

「私だって明日から胸元の隠れた服を着ないといけないんですよ?」

「そんな必要はないだろ? 堂々と見せておけよ。『私はオソマツさんの女です』って」

ワンピースを腰から脱がされ、太腿を撫でられる。ガーターベルトも外された。


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