第33章 青春性愛ストロベリー【一松/えいが松】
頭がクラクラする。
これはまずい。襲っちまう……。
「奥田……お、おれのこと舐めてない……? 知らないよ……? こんなに煽って……」
「煽ってないよ」
嘘つけ。よくいうよ。
「っ……」
誘惑には勝てない。今度は自分から股間を擦りつけてみる。腰を低めにして、奥田の恥丘あたりに当てながら動かしてみた。
「っ!?」
気づいた奥田がハッとおれを見上げる。
何? イヤなら離れれば? こんなクソな人間にこんなことされて、あんたかわいそうだね、ヒヒッ。いくら両想いでも、どうせ今のおれがクズだとバレれば嫌われるんだ。むしろ、中途半端な好意より、ちゃんと嫌われたほうが安心する。
「くっ……」
おれは調子に乗ってスリスリと擦り続けた。
この下に奥田の温かい子宮がある。こいつの中をめちゃくちゃに突いて、ドクドクと精子を注ぎたい。ああ、マジで止まらなくなってきた……。
「…………」
奥田は恥ずかしそうに俯いているだけで、離れようとしない。
なんで嫌がらないんだよ。高校のときの爽やかなおれはもういないんだよ? がっかりしたんだろ? がっかりしたっていってくれよ。はっきりといってくれ。
「くそっ……!」
おれは奥田の胸に手を伸ばした。むんずと掴み、そのまま乱暴に揉みしだく。
「あっ……」
奥田が小さく声を上げた。
これはさすがにまずいだろ? どうなんだよ、奥田。
「奥田……」
大人になって教室で奥田の乳を揉んでるなんて、高校生のおれは信じないだろうな。でも、揉んでるんだよ。柔らかいんだよ。すげぇ気持ちいいんだよ……。
「っ……ぁっ……ん……ま、松野くんっ……」
奥田が切なそうに顔を歪めた。ゾクッと興奮が身体を走る。
「止めない奥田が悪いんだからな……」
奥田のカットソーと肌着を捲った。薄紫色のブラジャーが現れる。迷わずカップを下げて、おれはピンクの可愛らしい蕾に吸いついた。
「やんっ……!」
奥田が甲高い声を上げる。