第32章 咲き乱れよ愛慾の長春花【逆ハー/三国志松】

「すっ……すげぇ……はあっ……これっ、ヤベ……」

まともに喋るのも難しそう。

私はおそ松帝にぎゅっと抱きついた。

「本当はこの国に残ってもいいかなとも少し思ってるんですよ……あなたたちと一緒にいると楽しそうだし……」

小さな声で呟くと、「え？」とおそ松帝が私を見る。

「おねーさん、今、なんかいった……？」

「いえ……なんでもありません……」

私は彼の両肩に手を置くと、腰を上下させた。

「うあああっ！」

おそ松帝の悲鳴とともに何ともいえない快感が子宮を駆け巡る。

「んっ、ん……はっ、ぅんっ、んッ……あっ……」

ズチャズチャと卑猥な音を立てながら、私は彼の上で腰を振る。

「ああっ、すげぇっ、ああっ！　ぐっ……」

おそ松帝が上半身を動かす。どうしても縄をほどきたいらしい。

私はさらに腰を加速させた。力強く上下させ、彼のものを出し入れする。

「あ、んっ、ああっ、帝っ……あんっ……」

背後から喉を鳴らす音が聞こえた。五人の視線を感じる。

「お、おいっ！　やべぇよ！　マジでイッちゃう！　な、縄をほどけって！　自分で動きたいっ……」

「だ・め」

彼の顔に抱きつき、胸の膨らみを押しつけた。肉棒を締めつけながら、一心不乱に腰を振る。

突き上げられる刺激に自分まで達しそう。

「あっ……ンッ、ンッ、ぁんっ、ああっ、いいっ……」

気づけば、うしろにいたはずの五人が私たちのまわりを囲んでいた。誰かの手が伸びてきて、愛おしそうに私の髪を触ったり、胸を弄る。

おそ松帝は余裕のない表情で叫んだ。
「ぐぅ！　あっ！　マジで！　もう！　イク！　イクって！　うっ……ぐううっ！」

おそ松帝が私の胸に顔を埋めながら呻く。肉棒が震え、ジンと中が熱くなった。目の前の男が無性に愛おしくなってくる。

「イッちゃった……？」
私はおそ松帝の顔を覗いた。

「ああ……」
おそ松帝が呆然としながら目を瞑る。　

他の五人も黙って私の身体を撫でていた。