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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第32章 咲き乱れよ愛慾の長春花【逆ハー/三国志松】


「ねぇ、いつの間に嫁争奪戦になってるの? そういうの重いんだけどぉ」 
トド松の言葉でハッと我に返る。

「そうそう! 今度は我たちとしよー!」

「やっと番が回ってきましたね」

十四松とチョロ松がカラ松を押しのけた。トド松も駆け寄ってくる。

「ん〜〜!! ん〜〜!!」

苦しそうな声がして目をやると、縄でぐるぐる巻きにされ、布を噛まされたおそ松帝が床に転がっていた。誰も助けようとしないところを見ると、どうやら縛ったのはみんなの総意らしい。

帝なのに人望ないの……? まあ、なんとなくわかるけど……。

「我たちは嫁より恋人になってくれる女のコがほしいな〜」

若き武将トド松が甘えるような瞳で私を見上げる。そっと優しく手を取られ、思わず胸が鳴った。

「そうそう! 一緒に桃食べてくれる女のコ! あとおっぱい見せてくれる女のコー!」

「軍師は品がないですよ。我はやっぱり優しい女性がいいかなー。あ、でも、可愛かったらなんでも尊い……はぁーーん!!」

十四松が右側に、チョロ松が左側に。二人に挟まれ、顔が熱くなってくる。

トド松は私の手を握ったまま、正面からキスをしてきた。

「んっ……」

水音を立てて舐めあうと、すぐに唇は離れる。今度は十四松が私の頬を引き寄せた。

「んっ、ぅ……」
強く唇を吸われ、息が苦しくなる。

また離れて次はチョロ松。

男たちからの優しく甘いキスが休む間もなく次々に降ってくる。身体にもまた火がついてきた。

「んっ、ん、んぅっ、……ぅ…んっ……」

トド松と舌を吸い合い、十四松に唇を舐め回され、チョロ松と唾液を交換する。

一方、縛られたおそ松帝は活きのいいエビのように床で跳ねていた。もちろん、それぐらいでは縄はほどけない。帝の唸り声をバックに、私たちは繰り返しキスを交わす。

「んっ……ぅう、ンッ……」
徐々に熱を帯びてきて、気づくと私たちは四人でもつれ合いながら横になっていた。

「はぁんっ! や、柔らかいっ……!」

チョロ松が私の胸を夢中になって揉んでいる。力が入って少し痛いくらいだけど、それだけ興奮しているのがわかる。

「ねぇ、もっとしよ?」

トド松が私の顔を引き寄せた。くちづけては離し、ふふふっと微笑む。


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