第31章 きれいきれいしましょう【カラ松】
「ああっ……」
身体が熱い。かかる力に腕が耐えられない。余韻に震えながら私はベッドに倒れ込んだ。
「ハニー……愛している……」
耳に残るカラ松くんの声。
こんなこと思ってしまったらいけない。
いけないけど……
死んでしまうかもと思えるくらいに気持ちよかった……。
カラ松くんが覆いかぶさってくる。静かに私の髪を梳き、乳房を優しく揉んだ。
私はベッドにぼんやりと沈みながら、彼の愛撫を受け入れる。
「カラ松くん……」
「なんだ?」
「…………」
そっと彼の身体に手を回す。大きな身体、厚い胸板、筋肉のついた腕。
もういいや。めんどくさい。カラ松くんから逃げられるかどうかなんて難しいこと、今は考えたくない……。
「ハニー、もう一回やらないか?」
あっという間に硬くなった欲棒をすりすりと押し付けられる。
「私……カラ松くんとは別れたから……」
「おいおい、まだ言ってるのか。じゃあ、しないか?」
「する……」
足を開いて、彼にしがみつく。
「だよな……」
フッと笑い、性急に入ってきた彼のものが再び私の蜜壺をかき混ぜた。
私、バカみたい。まるで蜘蛛の巣に引っかかった虫のよう。カラ松くんが私の回りに巡らせた糸は、どこまでも粘着質に追い詰めてくる。彼は獲物を諦めない。ぐるぐるに巻きつけられて身動きできないまま、ただ捕食されるだけ――。
腰を動かしながら、カラ松くんは私の恥丘を撫でる。
「少し生えてきたらチクチクするかもな」
「っ……」
「でもオレがまた剃ってやる。何度でもきれいにしてやるからな」
うん、と頷くしかできない。
奥まで深く乱暴に愛されながら、私はベッドの上で悦びの声を漏らし続けた。
―END―