第30章 熱帯夜【逆ハー】

「あーっ、愛菜ちゃんってほんっとエッチ！」
トド松さんの指が私の秘芽を擦る。

「ふぁっ！？　ふぁあああ！」
すっかりでき上がった身体には、その一瞬の刺激だけで充分だった。頂点に達し、ビクビクと跳ねながら私はバカになる。

「あー、もうイクから！　……うっ！！」

トド松さんが歯を噛みしめながら精液を吐く。頭の中がぐちゃぐちゃでよくわからない。けど、とにかく気持ちいい。

「よかったよ、愛菜ちゃん。あとでもう一回しようね？」
トド松さんが抜くと、すでにカラ松さんがスタンバイしていた。カチカチになった自身を掴み、真っ直ぐに私に突き刺す。

「あンッッ！」

えびぞりになった身体を一松さんが押さえた。カラ松さんはガンガンと突きながら私の胸を乱暴に弄る。

「フンッ、どうだ、ハニー？　感じるか？」

「ああっ！　んぁぅッ！　んぅ、ああああッ！！」

視界の隅でゴソゴソと何かが動いている。顔を横に向けると、五人がまた避妊具を装着していた。

「ハニー？　よそ見しないでくれ。このカラ松だけを見ているんだ！」
顔を掴まれ、無理やり正面を向かされる。

「あ……」

「口がだらしなく開いてるぞ？　そんなにオレに責められるのが好きか？」

カラ松さんの顔が近づく。目を見開き、至近距離で私の顔を見つめる。

「いや！　見ないでっ！」

恥ずかしくなってそらすと、顎を掴まれまた元に戻された。

「ノンノン。そらしちゃだめだ。こっちを見ているんだ」

「っ……」

私をじっと凝視しながら、休みなく腰を動かすカラ松さん。そんなに観察されたら恥ずかしすぎる。

「いい子だ、ハニー。オレを見つめながらイッてくれ。な？」

「そんなのっ、恥ずかしいからっ」

カラ松さんがまた私の顔に花をハラハラと落とす。