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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第29章 キミとおうちで〇〇〇デート【おそ松/デート松】


***

ベッドに腰を下ろして、ぼんやりと煙草を吸う。

「ねぇ、おそ松くん。気持ちよかった?」
後ろからじゃれてくる愛菜。

「ああ……」

だるい。

愛菜が俺の頬をつねった。
「もうっ、終わったら冷たいんだね!」

「いででで!! 違うって! ぼうっとしてただけ!」
慌てて煙草を消して、愛菜を抱きしめる。

甘えてくるのは可愛いけど、賢者タイムはちょっとめんどくさい。

「……おそ松くん、今めんどくさいって思ったでしょ?」

「思ってないって!」

エスパーかよ! こわっ!

「本当に? じゃあ、来週もまた家に来る?」
嬉しそうに笑う愛菜。

来週か……。そうだな……。

俺は少し考えると、首を振った。

「来ない」

「え……なんで……?」

目を見開く彼女の頭を優しく撫でる。

「家じゃなくてさ、今度は愛菜の行きたいところに遊びに行こうぜ?」

愛菜が目を丸くした。
「へぇ……あんなにエッチしたいって言ってたくせに……。家じゃなくていいんだ?」

「うん。愛菜は遊びに行きたくねぇの?」

「遊びに行きたい!」
目を輝かせる愛菜。

だよな。知ってる。

「あ、もちろん、遊びに行った帰りはラブホな」

「えー!?」

「それはそれで、ちゃんとヤりたいの!」

家でデートでも、外でデートでも、俺は愛菜の楽しそうな笑顔が見たい。だってお前の彼氏だもん。


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