第26章 大人の社会科見学【一松】
「あんた何言ってるの……こんな無理矢理レイプされて……」
「っ……もっとぉ……お願い……」
よく分からない。何してるの? 何されてるの? でも、なぜかもっとしてほしい。もっといっぱい壊されたい。
一松さんにしがみつくと、彼は「くそっ」と吐き捨てた。
ますます激しくなる抽送。ガンガンと責められながら、私は嬌声を上げ続ける。
「ああっ……あ……一松さぁん……」
「っ……」
一松さんは身を低くして、私を抱き締めるとさらに腰を突き立てる。
「あんっ……やぁあああっ……ぁんっ……あんっ……」
荒々しく唇を奪われる。私たちは舌を絡ませた。微かに香るパンの香ばしい匂い。
「くっ……もうっ……出そうっ……!」
閉じられた車庫に響く肌と肌がぶつかる音。打ち付けられながら、高みが見えてくる。
「あっ! あっ! だめっ! あっ! やぁあんっ! あ……あああああああああああ!!」
押さえ込まれながら、彼の腕の中で私は達する。一松さんがぶるっと大きく震え、私の中に精を吐いた。
「っ……」
頭がぼうっとする。レールの通った天井がぼんやりと目に映る。
「はぁい、これで社会科見学は終わりです……。気をつけて帰ってくださいね……。でも、忘れないでください。おうちに帰るまでが社会科見学ですよ……」
一松さんの声を聞きながら、事後の気怠い余韻に身を置く。何を言われているのか頭に入ってこない。ただぼんやりと天井を見つめていた。