第24章 悪魔は甘いキスがきらい【おそ松、トド松】
デビおそは私のパジャマと肌着を一気にめくる。胸が露わになった。
「ちょっと! やめて! こんなの嫌!」
足をバタつかせると、デビおそが呆れたようにため息をつく。
「嘘つけよ……嫌って言う割には全然本気で抵抗してねぇだろ……?」
「っ!」
思わず言葉に詰まった。
言われてみればそうかも。なんでだろう? これから魂を奪われるのに、私ってば、悪魔なんかに何を期待しているの……?
デビおそは、耳元に口を近づけ囁いた。
「お前さぁ、悪魔としたことないだろ? 1回しちまったら、気持ちよくてもう人間とやれなくなるぜ? 試してみたくねぇ……?」
「っ……」
「ほら、見ろよ。2本あるだろ? 息子としっぽと……。両方で責められたら、そりゃもう気持ちいいんだけどなぁ。そんなこと人間にはできないだろ……?」
デビおその矢印型のしっぽが獲物を求める様にうねうねと動く。
そのしっぽで……? 責めるって、どこを……?
思わず想像してしまい、ごくっと喉が鳴る。
すごく気持ち良さそう……って、私は何を考えてるの!?
慌てて変な想像を頭から振り払った。
いやらしい気持ちになってしまうのは、たぶん昼間の出来事のせいだ。トッティと中途半端なところまでしてしまったから、身体が熱を持っている。でも、だからって、魂だけでなく悪魔に身体まで売るなんて……。
「どうする……?」
デビおその艶めかしい声が耳を刺激する。胸の膨らみを直に掴まれ、やわやわと刺激される。